重要な3年保育

3才になると、話すこともだんだん自由になり、体の動きも活発になって、自然に仲間を求める様になります。子供は外へ外へと伸びる力を持っていますが、お母様と一対一で顔をつき合わせている生活では、往々にして、この外に向かっての力が内におさえられてしまうのです。

また、3才児は探究心が旺盛で何でもやってみようとしますし、自己主張を盛んにし始めます。そこで同年令の子供や、異年令の子供と交わり、さまざまな体験をする生活が、大きな意味を持ってくるのです。

一昔前の様に、地域の中に自然に遊ぶ場があり、隣近所と頻繁に行き来する生活があればよいのですが、それがなくなっている現在、集団生活の場が子供達にとって一層求められることになるのです。入園し同じクラスになったことを機会に、家庭と家庭がつながる事も母親自身の気持ちを楽にすることでしょう。そのことが子育てにも、子供の成長にも大きなプラスになります。

集団生活の場は、いろいろな子供と一緒の生活ですから、楽しさの反面、自分の力で乗り越えなければならない厳しさを味わう機会でもあります。こうした事は、将来、人と関わりながら生きていく為の大きな力となって身についていきます。

『小さいから可哀想』という声を時に耳にしますが、当園では、初めから集団で何かをするというのではなく、遊び中心の生活の中で、一人ひとりの動きや発達を見ながら、一人ひとりに応じた援助や指導をすすめて参ります。子供の自立心を養う生活習慣を身につけ、時間をかけて、無理なく集団生活にとけこめる様にしています。

  • お子様がお友達を求めているか
  • 母親との、或いは仲良し一人二人とのパターン化した遊びになっていないかどうか

以上が、入園した方が良いかどうかの判断ポイントになります。